我が家は沢山じゃがいもを食べます。
冬場は箱で買っているくらい。
子供ってなぜあんなに芋が好きなのでしょう。
じゃがいもは初心者向けです。
サツマイモよりも気温を選びません。
収穫後の熟成なども必要なし。
種芋を植えて適当に水まいておけば育ちます。
でも植え付けの時期って春と秋がありますよね。
春と秋で植え方が違うのでしょうか?
土作りとか基本はどうしたらいい?
じゃがいも栽培の時期はいつ頃?春植えと秋植えの違いは?
じゃがいもは春植えも秋植えもできます。
ただし地域によります。
春植えは全国的に可能です。
秋植えは関東以南のみ可能。
つまり地域によっては年に二度栽培できるんです。
春植えの時期
●寒冷地(北海道、東北):4月はじめ〜5月半ば
●中間地(関東、東海など):2月後半〜3月末
●暖地(九州以南):2月半ば〜3月
春植えの場合は種芋を切って植えます。
秋植えの時期
●寒冷地:不可
●中間地:8月末〜9月
●暖地:9月初め〜半ば
秋植えの場合は切りません。
その代わり小さめの種芋を選んで植えます。
じゃがいもの好む気温は20度前後。
冷涼な気温を好みます。
また3ヶ月程度で収穫できるのも魅力です。
春に植えて梅雨前に収穫できます。
逆に気温が高いと成長しないんですよ。
30度超えるともうダメ。
じゃがいもはナス科の植物です。
トマトと同様連作には向きません。
年に二度植えるなら土作りをしっかりしましょう。
あるいは同じ場所に作らないようにします。
じゃがいも栽培で使う種芋って何?食用も使えるの?
食用の芋はやめたほうがいいです。
理由はウイルス病。
人間には感染しませんから食べても問題なし。
だから食用の芋はウイルス病の検査はしません。
でもこれに感染すると収量が落ちるし出来も悪い。
もっと困るのは草加病。
表面が傷んでしまいます。
しかも、これ土壌が汚染されるのです。
もっと困るのが線虫です。
ジャガイモシストセンチュウという虫は10年生きます。
卵だけでも20年位上生きます。
一度汚染されたら大変です。
じゃがいもは専用の種芋を使いましょう。
種芋は食用と違い検査、消毒済みです。
ホームセンターで買えます。
良い種芋の見分け方は特に無いです。
シワのない方がいいとか言いますけどね。
実際にはシワとか関係ないですね。
シワシワでもちゃんと生えます。
それよりも重要なのはとにかく病気がないこと!
食用は避けてちゃんと種芋を買いましょう。
そして土壌のph管理をしっかりすること。
これさえしておけば失敗はそうしないですよ。
じゃがいも栽培のコツを教えて!土作りの方法は?
じゃがいもは酸性の土を嫌います。
理想的なphは5.5。
土壌のphを測る薬剤などはネットで売っています。
500円〜600円で売ってます。
具体的な目安としては
pH5.0以下の場合: 1?につき100g苦土石灰を撒きます
pH5.0〜6.0の場合:1?に50g苦土石灰をまきます。
pH6.0以上の場合:何もしない
これ以上アルカリ性になってしまうとNG。
草加病が出やすくなります。
また酸性になると育ちません。
ここがじゃがいも栽培のキモです!
しっかり管理しましょう。
種芋は植える2日くらい前に縦に切っておきます。
切り口には草木灰を付けます。
でないと病気になりやすくなります。
陰干しして植え付けの日まで乾燥させておきます。
次に60〜70センチくらいの間をあけて溝を掘ります。
深さは15センチ程度。
30センチ間隔で切った面を下に種芋を置きます。
種芋の間に堆肥を入れます。
量は移植ごて一杯分。
その後6〜7センチ位土をかぶせます。
水やりは最初だけたっぷり。
基本的にはほったらかしでいいです。
水のやりすぎは病気のもとです。
まとめ
じゃがいものもう一つのポイントは芽かき。
種芋一個につき元気な芽を二本残します。
他に大切なのは土寄せ。
芋に日が当たらないように土をかぶせます。
これしないと芋が緑色になりますからね。
茎や葉が黄色くなってきたら収穫。
収穫をするときには雨の日は避けます。
晴天が二日以上続いた時を選びましょう。
濡れた芋を掘ると腐りやすいです。
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