土壌消毒は必要?太陽熱消毒のメリットとデメリットって?

家庭菜園をやっていると土壌消毒の話をよく聞きます。
病害虫を予防するなら確かに良い方法なのでしょう。
でも薬剤を使うのは抵抗があります。
私の家も近所にも小さい子供がいますからね。

薬剤を使わない土壌消毒なら太陽熱が一番。
と、思いましたが北海道では暑い日が少ないのでマルチを
したとしても地熱がそれほど上がらないのです。
そんな場合でも有効な消毒方法ってあるのでしょうか?


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土壌消毒って何?家庭菜園でも必要?

連作をすると土中の微量元素が偏ります。
また病害虫の殆どは特定の科の作物に付く為、連作すると
同じ種類の病害虫が優勢となります。

それらをリセットするために行なうのが土壌消毒で、当然
家庭菜園でも必要です。

土壌消毒には以下の種類があります。

1)土壌消毒剤による消毒
2)太陽熱消毒
3)土壌還元消毒
4)蒸気・熱水消毒

1)薬剤消毒はコストが安く効果が高い反面、使用方法を
守らないと人体に悪影響があります。

2)太陽熱消毒は薬害が無い上に費用もかかりませんが天候
に左右されやすく気温が低いと十分殺菌が出来ません。

3)微生物を使う方法は彼らの好むエサを大量に投入し太
陽熱消毒と同じ手順で消毒します。
太陽熱よりも確実ですが悪臭が出てしまいます。

4)高温の蒸気や熱水を土壌に注入し消毒する方法もあります。
薬害の心配なく土壌の深い部分まで殺菌できますが設備
に手間と費用がかかるデメリットがあります。

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土壌消毒で一番オススメは太陽熱消毒?やり方は?

土壌消毒にはそれぞれメリットデメリットがあり、これが
一番という方法はありません。

ただし家庭菜園では隣人への迷惑や小さな子供がいる場
合の危険性を考慮しなくてはなりません。
その意味で薬剤を使う事に抵抗がある方も多いでしょう。

そんな時に有効なのが太陽熱消毒。
費用もかかりませんし薬害の心配もありません。

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ただし、消毒には時間がかかります。
気温の状態にもよりますが、おおよそ1ヶ月くらいはかか
ると見てください。

用意するもの
●透明ビニールフィルム
●有機物(稲わら、米ぬかなど)
●石灰窒素と元肥

消毒は7月中旬〜9月上旬を選びます。

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1)前作の根や葉は全て取り除く
2)稲わらなどの有機物をよく鋤きこむ
3)土を湿らせた上で(石灰窒素飛散防止のため)石灰窒素と元肥を鋤きこむ
4)よく耕した上で高畝にする。
5)潅水する
6)畝の上にマルチをし、さらにトンネル被覆も行なう[/colored_box]

この状態で太陽光に当てれば土の温度が上がり20日〜1ヶ月ほどで土壌消毒完了です。

石灰窒素の効果と危険性やデメリットは?

石灰窒素は農薬と肥料、両方の側面を持っています。
土の中に混ぜると毒性のガスを発生するため、このガスに
より病害虫を殺すことができます。

この毒は10日以上経過すると殆ど分解されてしまうため、
残留農薬などの危険性はありません。
その上肥料としての効果もあり土壌へのカルシウム補給もできます。

ただしアルカリ成分であるため皮膚には強い刺激があります。
特に汗などで肌が湿った状態で石灰窒素に触れると化学熱傷を起こします。

また石灰窒素が水分と反応して発生するシアミナドは肝臓のアルコール代謝を阻害します。
その為、石灰窒素を散布した当日に飲酒すると急性アルコール中毒になるリスクが高くなります。

石灰窒素を散布する際には
●マスク、手袋をする
●散布前には土を湿らせ、鋤きこむ際に飛散しないようにする
●使用するのは粉末ではなく顆粒状のものを選ぶ

また散布当日は飲酒をしない方が良いでしょう。

まとめ

連作障害の対策は

●土壌消毒
●土壌改良
●病害に強い品種を使う
●接ぎ木苗の使用

これらがあげられます。
実際に土壌消毒と言っても微生物を完全に殺すことは不可能です。
また殺せたとしても、そこに病害虫が戻ってきては無意味です。

土壌消毒が終わった後は完熟堆肥やボカシ肥の投入などを行い土中の微生物のバランスを整えることが大切です。

つまり、最も大切なことはやはり土作りなのです。難しいんですけどね、これが。

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コメント

  1. 混植 より:

    コンパニオンプランツもお忘れなく