葉物野菜はスーパーで買うより、庭で育ててみたい。
特に小松菜等は、無農薬で新鮮なものを食べたいです。
そう思って、去年小松菜を植えてみました。
春にまいてみたらあっという間に大きくなりましたが、気が付くと虫が沢山・・・。
しかも成長が早いので、油断するとあっという間に大きくなって葉が硬くなってしまいます。
小松菜は初心者向きだと聞いていたんだけどなあ。
やっぱりコツを抑えないとダメなのかな?
小松菜の栽培時期や期間は?
小松菜は周年栽培可能です。
栽培適温は20度前後。
暑さにも寒さにも強い丈夫な野菜です。
栽培期間が30日程度と短いので、時期を少しずつずらして植えれば年中収穫できます。
また連作障害が無いので、施肥さえしっかり行えば毎年収穫が可能です。
小松菜の栽培方法は?
庭で育てるならば植え付け2週間前に苦土石灰を撒いてよく混ぜておきます。
種まき可能時期は3月〜10月。
深さ1センチ程のまき溝をつくり、筋状に撒きます。
水をたっぷりと与えておけば3、4日で発芽します。
本葉が2枚程度になったら3〜4センチ間隔になるように間引きし、その後は密集したら間引くようにします。
抜いた苗は味噌汁の具やサラダにできます。
追肥は液体肥料の方がお勧めです。
小松菜は栽培期間が短いので、即効性の高いもののほうが使いやすいです。
追肥は二回目の間引き以降、週に一回程度与えます。
草丈が20センチになったら収穫です。根元から引っこ抜いて下さい。
これ以上大きくなると葉が硬くなってまずくなります。
小松菜によく付く害虫とその対策は?
多いのはコナガ、アオムシ、ヨトウムシ類、カブラハバチ、アブラムシ類です。
コナガ、アオムシ、カブラハバチ、ヨトウムシの場合
成虫の飛来を防止することが大切です。
サンネット等で覆うと効果があります。
家庭菜園の場合は範囲が狭いので、薬剤を使わなくてもこれで十分対処できます。
アブラムシの場合
これも目の細かいネットで対応するか、人体に害のないタイプの薬剤を使用することで対応します。
ベニカマイルドスプレーは食品由来なので収穫前日まで使えます。
また連作障害が無いと言われる小松菜ですが、同じ場所で作り続けると、どうしても特定の害虫が増える傾向にあります。
小松菜は春〜秋まで植え付け可能な作物ですが、やはり気温の高い夏場は害虫の数も半端なく多いです。
可能なら秋蒔きのほうをお勧めします。
秋は虫が減るし、成長のスピードも緩くなるので収穫に追われることもなくなります。
これは何の症状?小松菜によくある病気
土壌が汚染され連作すると必ず発病します。
連作、窒素肥料のやり過で被害が拡大します。
アブラナ科の連作を避け、土壌消毒、施肥管理をします。
●葉が白い粉が吹く
1)白さび病
丸く膨らんだ白い斑点ができます。
雨の多い10月以降の秋や春に出やすいです。
肥料が足りないと出やすい病気です。
2)うどんこ病
葉の表面などに境界のハッキリしない白い粉状の斑点が出ます。
乾燥気味の時に出やすい病気です。
葉や株は取り除き処分します。
重曹を800倍に薄めて散布するか、酢を30〜50倍に薄めて散布してみましょう。
これらの病気はいずれも病変は取り除き、ゴミとして処分します。
薬剤が最も効果が高いでしょう。
いずれもカビが原因ですから適度な間引で密集を避け、日照不足に陥らないようにします。
施肥は適度に行い、過度の潅水は避けます。
マルチなどで泥跳ねを防ぐことも効果があります。
まとめ
小松菜は育ちきらない内に採るのがコツです。
大きくなりすぎると食べるの辛いです。
夏場はモンシロチョウ天国になったので、育ちすぎた葉は結局子供たちのアオムシ観察セットになっていました。
でも、秋蒔きにしてみたら虫の被害も少なくて食べられましたよ。
やっぱり初心者には秋蒔きがお勧めですね。